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2009年12月22日

モータースポーツ&電動レーシングカート バッテリーの安全性

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現在ではガソリンが内燃機関用燃料としてあたり前のように使用されていますが、初期には危険極まりない厄介な物質として川などに棄てられていたこともあります。

最近急速に開発、実用化が進んでいるバッテリーですが、やはり安全性については気になる…という心情が聞こえてくるのは否めません。

ガソリンについても、バッテリーについても、動力の源泉になるエネルギーを蓄えていることには変わりはありません。

ただ、ガソリンは「酸素と火」が無ければ単なる液体だと言い切ってしまう人が居るほど、その本質を強気で捉えられるようになっています。

確かにその通りで、ガソリンの場合、反応に必要な物質の片割れは車載していません。

大気から空気を取り込みながら、初めてガソリンと空気中の酸素を反応させるシステムになっている点で「比較的」安全という言い方も出来ると思います。

一方バッテリーはというと、プラスとマイナスの端子が箱から飛び出していて、この2つの端子をつなげば「いつでも電流を流せる」状態にスタンバイしている点が特徴的です。

最近の携帯端末向け、PC向け、HEV、EV向けなどに利用されているリチウム系バッテリーは保護回路を内蔵していて、容易にはスタンバイにならないようロックされる様になってきました。

が、そのロックの向こう側では依然として電気化学的にスタンバイ状態になっている「生のバッテリー」が控えていることには変わりはありません。

そのため、本質的な安全を確保するために多くの改善やテストが行われています。

以下に示しているのは、リチウム・イオン電池パックの安全性評価を目的とした、評価試験項目(電池工業会指針 SBA G 1101-1997)の一例です。

現時点で多くのバッテリーはこれと同等か準ずる試験をクリアしていると思われます。

<電気的試験>
  外部短絡  保護回路の故障を想定して、電線で端子間を短絡させる試験
  強制放電  保護回路の故障を想定して、電池を強制的に放電させる試験
  過充電   保護回路の故障を想定して、定格容量の250%まで充電する試験
  大電流充電 保護回路の故障を想定して、メーカ許容最大電流の2倍で100%充電する試験

<機械的試験>
  振動  直角に交わるXYZ方向に規定の振動を加える試験
  衝撃  直角に交わるXYZ方向に規定の衝撃を加える試験
  落下  1.9mからコンクリートに10回落下させる試験
  釘刺し 電池中央を垂直方向から規定の釘で貫通させる試験
  圧壊  電池を2枚の鉄製平板で挟み、規定の力を加える試験
  衝突  電池に丸棒を載せて、その上に61cmの高さから9.1kgの重量物を落下させる試験

ただし、これらの試験をクリアしているからと言って、「安全」が保障されるものではないということを、ユーザーである私たちはよくよく理解しておく必要があります。

道具は使い方次第によっては危険がすぐに露呈します。

道具の持つ特徴と、最悪の場合のリスクの種類を理解しておくことは、ユーザーが怠ってはいけない自己保護のための最低限の準備だと頭に刻んでおいて欲しいと思います。

PL法や賠償責任などが軽々しく問われる時代になりましたが、痛い思いをしてから金銭で解決できるものはそう多くはありません。

また、極端に無知な使用方法が保護されるようになれば、使用者責任を問うための「ライセンス制度」が求められるようになる可能性も高いことを理解しておいて欲しいと思います。

「法の無知は許さず」という法解釈は、既に社会通念上逃れられないルールになっています

「道具の利用法の無知も許さず」という解釈を「法」として押し付けられたくなければ、ユーザー自身も真摯に道具と向き合う姿勢が必要だと思っています。

ある会社では労災の防止のために、デスクでカッターナイフを使用するには、上長の許可を書面で得るという制度まで行っているそうです。


posted by papacchi at 19:34| Comment(0) | 4.電動レーシングカート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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