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2008年06月18日

モータースポーツ&電動レーシングカート 4輪レーシングカーと素質

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 最近は「ご両親」がお子さんをプロのレーシングドライバーにさせたいと、モータースポーツ関係者に相談するケースが多いと聞いています。

 羨ましい時代になりました。

 プロのレーシングドライバーになる方法は数多とあります。それこそ、ドライバー毎に違った方法で実現しているのですから。

 同じことをして、抜きん出る事など出来ませんからね。

 自分で決めた方法で、「プロのレーシングドライバー」になった時、その方法がプロになる方法だったということです。

 一方で、プロのレーシングドライバーになるために必要な素質というものはあるのかもしれません。

 私の数少ない経験や知識から「性格」と「運動適正」から見た素質について少し整理してみようと思います。



 国内で10年近くトップランキングを守っている三菱系のワークス・ラリードライバーとは、たまたま私の本職の関係で知り合いました。

 現在でこそ、彼はレーシングドライバーとしての活動を主体とした生活に切り替えてしまいましたが、それまではサラリーマン・レーサーとしてもNHKなどをはじめ多くのメディアで注目されていました。

 日本国内のトップドライバーでありながら、レース前日まで半導体製造装置の研究開発に「エレクトロニクス・エンジニアとして」も際立った活躍をしていました。

 彼は会社に入ってからラリーと出合ったと言います。そして、初めてエントリーしたレースで優勝。その後も着実にステップアップを続け、ワークスチーム(三菱)から声が掛かったそうです。

 全くモータースポーツに縁故は無く、「エレクトロニクス・エンジニア」としてのスキルアップに注力していたとのこと。

 まさに天才肌のドライバーに見えますよね。

 ですが、ラリーストとしての彼をエレクトロニクス・エンジニアの姿から見てみると面白い特徴に気付きました。

 慎重かつ大胆。

 臆病なのでは?と思うくらい慎重でありながら、一度決断した方針には大胆なアプローチを示しました。

 また、人を惹きつける魅力は特筆するものがありました。

 面白いことに私の他に付き合いの長い関係者以外は、彼が「日本を代表するラリースト」だということを知りませんでした。あくまで「エレクトロニクス・エンジニア」として認知され、そして開発ミッションに対する姿勢から他のスタッフに信頼されていました。

 どこまで本音かわかりませんが、彼はエレクトロニクス・エンジニアとして成功したいと言っていました。

 が、彼を支援するモータースポーツファンは彼を手放さなかったようです。

 さて、私自身が常々感じているのは、クレバーでクレイジー、そしてタレントであることがレーシングドライバーになるための重要な性格的素質だということです。

 クレバーであること。それは、臆病なことです。臆病だから勘だけで飛び出して行きません。

 クレイジーであること。それは、決めたことをやり抜く意志の強さです。ステップアップすると決めたら何が何でも今のカテゴリーで勝ち抜く、このコーナーで抜くと決めたら、それ以前からラップを組み立て、怯まずにパッシングしていく。どちらにも共通の性格です。

 そしてタレントを備えていること。独りよがりで自己主張が強くても、何故か惹き付けられてしまいバックアップしたくなるキャラクターと魅力あるアクション。

 あまりに一般論すぎるので、当たり前だろうと言われてしまいそうですね。

 でも、この当たり前な素質が備わっていないと成功するのは困難だと直感でも判って頂けると思います。

 結局、性格的な面ではモータースポーツに限った素質ではないということです。



 一方、運動適性についてはどうでしょう。

 スポーツ万能な人にしか出来ないとは考えていません。

 正直なところ、反射神経に恵まれているとか、基礎体力に優れていることは必須ではないと考えています。

 強いて言えば、心肺機能が低すぎると危険だということでしょう。

 もちろんこれも、克服は可能です。

 300km/h以上の速度環境下で平常時と変わらない心拍数や血圧を維持できる自律神経をトレーニングで作り上げればよいのですから。

 また、平衡感覚が鋭ければ有利に働くと思います。



 モータースポーツは男女間にハードルが無いスポーツだとも考えています。

 それは、上に示したとおり、相対的な肉体的強靭さが勝敗を決する要因として挙げられないスポーツだからです。

 もちろん、「自分の」体重を支える程度(とは言っても4G、5Gといった加速度で支えなければなりませんが)の身体能力を備えていれば良いということです。

 いずれ近いうちに女性がフォーミュラ・ワンのワールドチャンピオンになっても不思議は無いと、私は期待しています。

 ですから運動適性にも絶対的な素質などは無いということです。

 速くなればなるほど、その速度に自分をマッチングさせて行く。どんなスポーツでも同じ努力です。

 もちろんモータースポーツでは「最初から速い」、「1度走らせただけで習得できる」といった学習能力の高さは魅力です。他のスポーツに比べて、現在のモータースポーツは「コストがかかりすぎる」からです。頭でイメージできること、それを実際に行えること。リアリティのあるクリエイティブなイメージトレーニングが、より強く求められるスポーツだと考えています。



 最後に、理由はどうあれモータースポーツが好きで好きでたまらないことが「プロのレーシングドライバー」になるための大前提でしょう。

 そして、いつか「プロのレーシングドライバー」になったとき、それで安堵してしまわない人=常に自分を成長させることに貪欲な人であることが大切な素質だと思っています。

 いずれ私がファーストステップで立ち上げるレーシングスクールやレーシングチームでは、こういった素質を身につけるための努力を惜しまない「ドライバー」や「スタッフ」をバックアップしていきたいと考えています。




posted by papacchi at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 3.モータースポーツと教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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